「認定住宅新築等特別税額控除」とは何ですか?確定申告で長期優良住宅の住宅ローン控除を申告する時は、「認定住宅新築等特別税額控除」を選択するんですか?それとも「(特定増改築等)住宅借入金等特別控除」を選択するんですか?

A  所得税の確定申告書にある「認定住宅新築等特別税額控除」の「認定住宅」とは、「認定長期優良住宅」と「認定低炭素住宅」のことですが、住宅ローン控除の申告をする時は、この「認定住宅新築等特別税額控除」ではなく、「(特定増改築等)住宅借入金等特別控除」を選択します。


 一般に住宅ローン控除と呼ばれているのは,正式には「住宅借入金等特別控除」といいます。


 長期優良住宅以外の一般の住宅は,控除対象となる年末借入残高の限度額が2,000万円(消費税8%なら4,000万円)ですが,認定住宅であれば,これが3,000万円(消費税8%なら5,000万円)となります。


 これを「認定住宅の住宅借入金等特別控除の特例」といいます。
 確定申告書の様式などでは,「(特定増改築等)住宅借入金等特別控除」となっています。


 一方,借入金がなくても税額控除を受けられるのが,「認定住宅新築等特別税額控除」です。


 国税庁の確定申告書作成コーナーの入力画面は次のようになっています。

0認定住宅新築等特別税額控除


 借入金が少ない場合は、認定長期優良住宅新築等特別税額控除の方が有利な場合もありますが,普通に住宅ローンを組んでいる場合は,住宅借入金等特別控除を選んでください。


 「認定住宅新築等特別税額控除」の計算方法を知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

 >>> 「認定長期優良住宅新築等特別税額控除」とは、長期優良住宅の住宅ローン控除のことですか?



 

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